ふーん。へえ!という豆知識

撮影時の秘話などが明かされて、初めて知ったエピソード等を紹介しよう。

★最後のテイクに日本人はいなかった

クランクアップは教会での撮影。セリアズの弟が集団いじめに遭うシーンだった。よって、日本人キャストは誰もいない状態でクランクアップした。

★ボウイと教授がミニライブ

デヴィッド・ボウイと坂本龍一は毎晩バーでビリヤードの対戦をしていて、その時の様子が劇中のライバル同士のようだったらしい。球を狙う坂本龍一の真剣な表情がヨノイ大尉そのもので、周りの皆が「ヨノイだ」と言っていた。(シネマ・ファイルより)
また、坂本龍一も2016年のインタビューでデヴィッド・ボウイと毎晩一緒にぶらついていたと明かし、彼はとても素直でいい奴だった、と回顧している。(Wikipedia: English: David Bowie)
二人はバーの中で楽器を持ち出してセッションをしたり、クランクアップの打ち上げの際には野外ステージでミニライブをやったりと、スタッフ・キャストを喜ばせたようだ。

★捕虜には女性エキストラ、日本兵にはラロトンガ人エキストラがいる

クライマックスの捕虜が全員集まるシーンでは、実は女性のエキストラが何人かいる。彼女たちはエキストラ俳優の恋人で一緒にラロトンガ島に滞在しており、撮影時には布を頭から被って捕虜を演じていたとのこと。確認した中では病棟から出てくる病人の中に布を被っている捕虜がいた。
また、銃を構えている日本兵のエキストラの中には現地のラロトンガ人もいる。遠目に見ても彫りの深い日本兵が確かにいる。(シネマファイル)

★ヨノイ大尉とヤジマの幻の馬のシーン→まさかのやじきた道中に

坂本龍一の登場シーンは剣道の稽古場からやってくるシーンだが、もともと白馬に乗って登場させる予定だったらしい。現場でも乗馬の稽古をしていたが、馬がどうしても撮影用のライトを怖がってカメラに近づいてこないため、大島監督は断念した。
しかし、その後の撮影でも、馬の手綱を引く予定だったヤジマ一等兵役の本間勇二が、馬がいないのに手綱を持ったふりをして片手を挙げて走ってくるため、大島監督は「何で片手挙げてんだお前は!」本間「え?いや馬が」大島監督「馬はもういないだろうが!」と怒っていた。
しかも、本間勇二が馬の歩くスピードのまま片手を挙げて走り出すので、坂本龍一もその後ろを小走りで付いてこなければならず、大島監督は「お前ら何で小走りなんだ」と何度も注意していた。そのことをたけしは「馬がいないのに二人とも小走りで来るんだよ。剣道着着て。まるでやじきた道中だよ」と笑っている。(シネマファイルより)

★撮影で使われた日本刀は真剣、機関銃も本物

撮影時に使用していた日本刀と機関銃は一部のシーンでは本物だったそうだ。
剣道のシーンでも真剣が使われており、坂本龍一と本間勇二(ヤジマ一等兵役)は撮影前に日本でも剣道の稽古を入念にしていた。撮影時には坂本龍一の振り下ろした真剣が本間勇二のこめかみ一センチのところでピタッと止まり、撮影スタッフは感心したとのこと。(シネマファイルより)

坂本龍一は撮影時の刀のことに関して、2017年11月1日東京国際映画祭の表彰台で下記のように思い出を語っている。

東京国際映画祭では坂本龍一は“時代を切り拓き続けてきた映画人”に贈られる「SAMURAI賞」を受賞した。刀型のトロフィーを贈られた坂本は、それを振り回したり、尖端に手を当て痛がる素振りなど、ひょうきんに喜びを表現して場内を沸かせた上で、撮影秘話を明かした。
「よく見ると刀の柄も書いてありますね」と切り出して、「思い起こすと、僕が映画に関わった最初の作品(戦場のメリークリスマス)で、役者として居合いをするシーンがあります。撮影の前に8回ほど居合いの道場に通い、文字通り付け焼き刃ですが、刀を振り回すのを習いました。それを思い出しました」と振り返った。
続けて「撮影現場でも、本当の刀ではないですが皆で振り回して、刀が曲がっちゃったり。こういうのを持つと、振り回したくなる(笑)」と述べ、「そのころは今のように環境意識も高くなく、南太平洋の島の木をバッサバッサと切っていた。35年前の話です。今は森林保全の活動をしています。そんな思い出が数々とよぎる」と大笑い。
「SAMURAIという名に私がふさわしいか大いに疑問ですが」と首を傾げながらも、「頂いて、本当にありがとうございました」と頭を下げた。

(映画.com 映画ニュース 2017.11.1「坂本龍一「SAMURAI賞」刀型トロフィーを振り回す!「戦メリ」撮影秘話も明かす」より)

★キスシーンの映像がブレているのは演出ではなく偶然の奇跡

キスシーンのどアップのシーンはブレたような、ドラマチックな映像になっているが、これは演出ではなくたまたま映像機械の不調によってこんな風にブレたらしい。
この後普通のテイクも撮影したが、「ブレている方がいい!」と大島監督が言ったため、ブレた方のテイクを採用した。全てのシーンの中で、映像機の不調があったのは、なんとこのシーンだけだったとか。おかげで、意図していなかったとは言え非常に美しい印象的なキスシーンになった。奇跡と言えよう。

また「豆知識まとめ」はパート2があるので、そのうち書きます!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です